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不動産投資のIRRとは?目安の数値と活用方法をわかりやすく解説

不動産投資のマッチングアプリとは?投資家と物件・会社をつなぐ新しい仕組みを解説

「利回りが10%って、本当にいい物件なの?」

不動産投資で物件を選ぶとき、「利回り〇%」という数字に目を奪われがちです。
しかし実際には、

  • 融資の有無
  • 運用期間
  • 売却益の想定

などを加味しないと、本当に“得な物件”なのかは判断できません

そんなときに使えるのが、「IRR(内部収益率)」というプロも使う投資評価の指標です。


目次

IRRとは?簡単に言うと「年利に換算した総合的な投資利回り」

IRR(Internal Rate of Return)とは、
投資期間全体にわたる収支を年利換算した利回りです。

✅ 単年の収益(表面利回り)だけでなく、**複数年のキャッシュフロー+売却益まで含めた“本当のリターン”**を示してくれます。


具体例:IRRが意味すること

  • 表面利回り10%でも、空室率・修繕費が高いとIRRは5%以下に
  • 利回り7%でも、10年後に高く売れればIRRが12%になることも

なぜIRRが不動産投資で重要なのか?

観点理由
長期投資だから毎年の家賃収入+将来の売却益まで評価する必要がある
融資を使うから自己資金だけでなく、ローンとの関係性を見ないと正しい比較ができない
投資比較に使えるA物件とB物件のどちらが得か?IRRで数値的に判断できる

IRRの目安はどれくらい?【投資家の実務感覚】

IRRの数値評価の目安
10%以上非常に優秀。実質的に高収益物件の可能性あり
7〜9%現実的な高利回りゾーン。リスクと収益のバランスが取れている
5〜6%安定系(都心築浅など)。売却益込みなら検討可能
4%未満投資目的なら再検討を推奨。自己使用や節税寄りならあり

IRRの計算に必要なもの

  • 投資金額(取得費+諸費用)
  • 毎年のキャッシュフロー(家賃収入 − 経費 − ローン返済)
  • 想定売却価格と時期
  • 投資期間

Excelやシミュレーターで「XIRR関数」「NPV関数」などを使って算出できます。


よくある誤解と注意点

❌ IRRが高ければ必ず良い物件?

リスクの見積もりが甘いとIRRは過大評価されやすいです。
空室率・修繕費・金利上昇などの“現実的な数字”を反映させましょう。


❌ 表面利回りとIRRは別モノ!

→ 表面利回りは「満室想定 × 家賃 ÷ 物件価格」だけですが、
**IRRはキャッシュフローや売却想定を含む“実質利回り”**です。


まとめ|IRRは「利回り」ではなく「投資の判断力」

  • IRRは複数年の収益と将来の売却益を含めた“本当の投資効率”
  • 表面利回りだけで判断せず、IRRで比較検討を
  • 不動産投資の成功には「数字を読む目」が必要です

※本記事はIRRを活用した不動産投資判断の一例を紹介するものであり、投資の最終判断は自己責任または専門家へご相談ください。

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