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アパート経営に公庫融資は使える?日本政策金融公庫の活用ポイント

目次

はじめに|「銀行で融資が通らない…」そんなときの“公庫”という選択肢

アパート経営を始めたいけれど、
✅ 初めてで実績がない
✅ 自己資金が少ない
✅ 銀行融資が断られた

そんな方にとって頼れるのが、**日本政策金融公庫(略:公庫)**です。
この記事では、公庫融資の仕組みと条件、アパート経営での活用方法と注意点を解説します。


1. 日本政策金融公庫とは?


特徴 内容
国が100%出資する金融機関 民間金融機関では借りにくい人を支援
創業・事業拡大向け融資に強い サラリーマン・主婦・シニアでも利用可
金利が比較的低い 1.0〜2.5%程度(固定)で借りられることも
担保なし・保証人不要の制度もある 新規事業者にとって“セーフティネット”となる存在

✅ アパート経営は「不動産賃貸業」として、創業融資の対象になるケースが多いです。


2. 公庫融資がアパート経営で“使える”理由


✅ ① 創業1〜2棟目の投資に強い

  • 実績ゼロでも、事業計画次第でOK

  • 「サラリーマン+不動産初挑戦」でも申請しやすい


✅ ② 金利が低めで固定金利が選べる

  • 1.2〜2.3%程度の固定金利が中心

  • 金利上昇局面では“長期安定の資金調達”が可能


✅ ③ 築古アパートでも審査が通るケースがある

  • 民間銀行ではNGの築30年超でも、

  • 再生計画があれば柔軟に対応されることも


3. 公庫融資の申請条件と審査ポイント


項目 内容
年齢・職業 サラリーマン・主婦・個人事業主すべて対象可
自己資金 原則1〜2割以上が必要(通帳コピーなどで確認される)
事業計画書 家賃収入/支出/空室リスク/修繕計画を具体的に記載
家賃収入で返済可能か 借入返済額 < 想定CF(DCR1.2以上)を目指す

4. 融資申請の流れと必要書類


✅ ステップ①:相談予約・面談

  • 電話またはWEBで事前相談

  • 面談では「なぜアパート経営をしたいか」が問われる


✅ ステップ②:必要書類の提出

書類 内容
創業計画書 フォーマットあり(家賃収入・経費・運営方針を明記)
物件資料 レントロール・チラシ・登記簿など
見積書 修繕や購入諸費用の見積り
通帳コピー 自己資金の証明として過去6ヶ月分程度

✅ ステップ③:審査〜融資実行(最短2〜3週間)

  • 融資決定後、指定口座に入金

  • 不動産会社・司法書士と連携し、物件購入へ


5. 公庫融資の注意点とデメリット


注意点 内容
借入上限がある 5,000万円前後が上限(制度により異なる)
2棟目以降は厳しくなる 公庫は「創業支援」が目的 → 拡大戦略は地銀・信金へ
面談で“熱意”と“数字の理解”が求められる 単なる投資目的では通らないケースもあり

まとめ|“最初の1棟”に最適。公庫を上手に使いこなそう

公庫融資は、
✅ 初心者・サラリーマンでもチャレンジできる
✅ 金利が安く、固定で長期運用がしやすい
✅ 築古や地方物件にもチャンスがある

という点で、アパート経営のスタートダッシュを支えてくれる存在です。

「銀行で断られた」「資金がギリギリ」な方こそ、ぜひ一度、公庫の相談窓口を活用してみてください。

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