「築古の空き家、自分で直して貸せないかな?」
「リフォーム業者に頼むと高くなるし、できるところは自分でやりたい」
そんな方に向けて、この記事では 空き家をDIYで再生して賃貸物件にする方法をわかりやすく解説します。
目次
空き家DIY賃貸とは?
空き家DIY賃貸とは、自ら手を加えて空き家を再生し、賃貸物件として活用する投資スタイルです。
特徴:
- 業者に依頼せず、自分で内装・設備を改修してコストダウン
- リノベーション後、賃貸物件として貸し出して収益化
- 初期投資が少なく済むため、利回りを高めやすい
DIYでできること・できないこと
DIYでできること | 専門業者が必要なこと |
---|---|
クロス貼り替え | 電気工事(コンセント・配線など) |
フローリング張替え | 給排水の配管工事 |
ペンキ塗装 | ガス設備の工事 |
建具の調整や交換 | 構造に関わる改修(耐震補強など) |
簡易な水回り交換(蛇口・シャワーヘッド) | 防火・防水など法的基準のある工事 |
→ 素人が手を出して良い場所と、プロに任せるべき工事を明確に分けましょう。
空き家DIYの費用目安
一例として、築40年・延床70㎡の空き家をDIY改修した場合の費用は以下の通りです。
項目 | 内容 | 費用(目安) |
---|---|---|
クロス・床材購入 | 材料費 | 15万円 |
塗装用品・塗料 | 壁・柱など | 5万円 |
キッチン交換(中古) | シンク・ガス台込み | 8万円 |
照明・建具など | 中古や再利用品 | 5万円 |
工具一式 | インパクト、のこぎり等 | 5万円 |
合計:38万円(+自分の労力)
DIYに向いている物件の特徴
- 雨漏りやシロアリの被害がない
- 水回りがまだ使える(最低限でOK)
- 骨組みや構造がしっかりしている
- 立地は良くないが「家賃3万円台で需要あり」な地域
→ 完璧を求めすぎず、“最低限住める”を目指すのがコツ。
DIY賃貸のメリット・デメリット
メリット
- 初期費用が抑えられる
- 利回りが高くなる可能性がある
- 投資額に対して収益性が見えやすい
- 自分の好みで仕上げられる楽しさ
デメリット
- 時間と労力がかかる(兼業大家には大変)
- DIYの品質によっては入居者トラブルも
- 法令遵守を怠ると罰則の可能性も
例:DIYで再生した空き家が月3万円の家賃に
神奈川県某所の空き家を40万円以下で改修し、月3万円で賃貸。
借主はリモートワーカーの男性で、「古いけど味がある」と喜ばれたそうです。
→ 低コストでニーズにマッチする空間を作ることで、十分に賃貸活用が可能です。
まとめ|DIYは「自分でできる不動産投資」
空き家DIY賃貸は、お金は少ないけど、手間と工夫でカバーしたい人に最適な方法です。
失敗しないためには「施工の範囲を見極める」「最低限の品質を担保する」ことが大切。
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