「空き家を放置していて大丈夫かな…」
「まだ住めるし、しばらくこのままでいいかも…」
そう思っていませんか?
実は、空き家を放置していると、想像以上のリスクが潜んでいます。この記事では、空き家にまつわる代表的な6つのリスクと、それぞれの対策をわかりやすく解説します。
1. 建物の劣化による倒壊リスク
空き家は定期的に手入れをしないと、
・屋根の崩壊
・外壁の剥がれ
・雨漏りやシロアリ被害
といった劣化が急速に進みます。台風や地震などの自然災害が重なると、倒壊の恐れも。
対策:最低でも年に2〜3回は換気・点検・草刈りなどを行いましょう。
2. 火災・放火のリスク
空き家は人の出入りが少ないため、
・不審火や放火
・電気系統からの火災
が発見されにくく、被害が大きくなりがちです。
対策:ブレーカーを落とす、防犯カメラを設置する、郵便物をこまめに回収する。
3. 空き巣・不法侵入のリスク
空き家は泥棒や不審者の「ターゲット」になりやすく、
・窓ガラスの破壊
・勝手な立ち入り
・不法滞在や不法占拠
といったトラブルに発展することも。
対策:鍵の管理・補強、防犯カメラや警告看板の設置、定期的な巡回が有効です。
4. 雑草・害虫・悪臭の発生リスク
空き家の庭に雑草が生い茂ったり、ゴミが溜まったりすると、
・ゴキブリやネズミの発生
・近隣への悪臭
・景観の悪化
につながり、近所迷惑になります。
対策:除草剤や防草シートの活用、残置物の整理、こまめな清掃を。
5. 近隣トラブル・苦情リスク
上記のような状態が続くと、近隣住民からのクレームや通報が増え、
・行政からの指導
・地域トラブル
・人間関係の悪化
を招くことも。
対策:近隣住民へ現状を説明するだけでも信頼関係を築けます。
6. 行政指導・税金増加リスク
管理が不十分な空き家は「特定空家」に指定され、
・行政からの勧告や命令
・代執行による解体
・固定資産税の優遇措置が解除(税額が最大6倍)
といった法的ペナルティが課されることがあります。
対策:ガイドラインに沿った管理を行い、地域の空き家相談窓口などを活用しましょう。
まとめ|空き家は「放置が一番リスク」
空き家は、所有しているだけで維持費・固定資産税がかかります。
さらに放置することで、倒壊・火災・犯罪などのリスクが複合的に発生し、最悪の場合、訴訟や解体命令につながることも。
「まだ使ってないから…」ではなく、
今のうちに管理・活用・売却など、次のステップを考えることが大切です。
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