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アパート経営の経費計上のやり方|間違えない帳簿処理とは?

目次

はじめに|「これは経費になる?」「仕訳のやり方が分からない」

アパート経営をしていると、修繕費・広告費・管理費などの支出が日常的に発生します。
しかし、「経費にはなるけど、どうやって帳簿に記録するのか分からない…」と悩む大家さんは多いのではないでしょうか?

この記事では、アパート経営で発生する支出の経費計上の基本ルールと、帳簿付け(仕訳)のやり方、税務調査で困らないための注意点までを、初心者向けに解説します。


1. 経費計上の基本ルール|税務署が重視する3つのポイント


✅ ① 家賃収入に関係する支出であること

→ 管理費・修繕費・広告費・税理士報酬など


✅ ② 証拠(領収書・請求書)があること

→ 7年間の保存が必要/電子でもOK(e-Tax対応)


✅ ③ 私的支出と明確に区別されていること

→ 携帯電話・車・自宅などは按分(業務割合)処理が必要


2. 経費計上の流れ|月ごとのルーティンを作ろう


ステップ 内容
① 領収書・明細をまとめる 支払日・内容・金額・物件名をメモする習慣を
② 勘定科目ごとに分ける 管理費・修繕費・消耗品費・租税公課など
③ 仕訳帳・帳簿に記録する Excel、紙、またはクラウド会計ソフトで
④ 月末に見直し・集計 未記帳・金額ミス・重複計上をチェック

3. 勘定科目ごとの仕訳例【初心者向け一覧】


支出内容 勘定科目 仕訳例
管理会社への手数料 管理委託費 借方:管理委託費/貸方:普通預金
クロス張替え 修繕費 借方:修繕費/貸方:現金 or 振込口座
固定資産税 租税公課 借方:租税公課/貸方:普通預金
会計ソフト使用料 支払手数料 or 消耗品費 借方:支払手数料/貸方:クレカ
火災保険料 損害保険料 借方:損害保険料/貸方:普通預金
エアコン交換(10万円超) 減価償却資産 別途減価償却明細表で処理が必要

🟢 科目選びに迷ったら「管理費」「修繕費」「租税公課」「消耗品費」「支払手数料」などの代表科目からスタートすると安心です。


4. よくあるミスと帳簿処理の注意点


❌ 領収書がない支出を記録だけで処理

→ 原則NG。記録+証拠の両方が必要


❌ 勘定科目がブレて毎月違う

→ 「税理士・会計ソフト・帳簿」で一貫した処理を。整合性が大事


❌ 10万円以上の資産(設備)を一括経費に

→ 減価償却処理が必要/青色申告の「少額減価償却特例」活用可(30万円未満)


5. 帳簿をつけるためのおすすめツール


ツール名 特徴 向いている人
Excel・Googleスプレッドシート カスタマイズ自由・無料 少額投資・アナログ派
freee会計 銀行・クレカ連携、自動仕訳、スマホ入力可 青色申告・物件複数所有者
マネーフォワードクラウド確定申告 レシート読み取り・e-Tax対応 はじめての白色・青色申告者

まとめ|経費計上は「数字を整える技術」+「証拠を残す意識」

アパート経営での経費処理は、
✅ 収益の見える化
✅ 税務対策
✅ 銀行への実績提出(次の融資)にも直結します。

  • 何にいくら使ったかを記録し

  • 科目ごとに整理して

  • 領収書やメモとともに証明力を高める

これが、“節税+信用力アップ”につながる経費管理の基本です。

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