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マンション売却時のローン残債と税金・確定申告の完全ガイド|譲渡所得の取り扱いも解説

目次

1. マンション売却時にローン残債があるときの基本知識

マンションを売却するとき、
ローン残債が残っていても売却は可能です。

ただし、「売却代金 ≧ ローン残債」であることが原則。
売却代金でローンを完済し、抵当権を抹消する必要があります。

もし売却代金で足りない場合(オーバーローン時)は、
差額分を自己資金で補填するか、住み替えローンの利用を検討します。


2. 売却時に発生する税金とは?【譲渡所得税】

マンションを売却して利益(譲渡所得)が出た場合、
譲渡所得税が発生する可能性があります。

譲渡所得の計算方法

譲渡所得 = 売却価格 -(取得費 + 譲渡費用)
  • 取得費:購入時の価格+仲介手数料・登録免許税など

  • 譲渡費用:売却時の仲介手数料・測量費など


3. マンション売却と確定申告が必要なケース

次の場合、確定申告が必要になります。

ケース 確定申告の有無
譲渡所得が発生(利益が出た)場合 必要
損失が出た場合(ローン残債あり) 特例を利用する場合は必要
譲渡所得がゼロ、損失もなし 不要な場合もあるが念のため相談推奨

特に「住宅ローン控除の利用」や「損益通算をする場合」には必須です。


4. ローン残債があっても確定申告する理由

ローン残債がある=譲渡損失が発生しているケースが多く、
次の特例が使える可能性があります。

✅ 特例:譲渡損失の損益通算・繰越控除

  • 損失を給与所得などと通算できる

  • 翌年以降も損失を繰り越せる(最大3年間)

これにより、所得税や住民税の還付を受けられる場合もあります。


5. 確定申告に必要な書類一覧

確定申告時に必要な主な書類は以下の通りです。

  • 売買契約書(購入時・売却時)

  • ローン残高証明書

  • 仲介手数料の領収書

  • 登記簿謄本(全部事項証明書)

  • 住民票(買替特例を使う場合)

  • 確定申告書B+譲渡所得の内訳書

🔥 ポイント
取得費が不明な場合、売却価格の5%でみなされる(概算取得費)
正確な計算のためには、領収書や契約書の保管が重要です。


まとめ

マンション売却時にローン残債があっても、
税金と確定申告を正しく理解しておけば大丈夫!

✅ ローン残債は売却代金で完済 or 住み替えローン検討
✅ 売却益が出たら譲渡所得税がかかる
✅ 損失が出たら損益通算や繰越控除を活用できる

正しく申告して、賢く節税・還付を受けましょう!

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