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アパート経営で経費にできるもの総まとめ|実務に活かす一覧表

目次

はじめに|「これって経費になる?」をすぐに確認できるように

アパート経営をしていると、日々の支出のたびに「これは経費にできる?」「どこまで落とせる?」と悩むことが多いものです。

経費を正しく計上することで、課税所得を圧縮=節税が可能になりますが、
一方で、判断を誤ると税務調査で否認されるリスクも。

この記事では、アパート経営において経費として認められやすい項目を一覧形式で整理し、日々の帳簿付けや確定申告にすぐ活かせるよう解説します。


1. アパート経営の経費分類まとめ一覧【実務に活かす早見表】


■ 固定的な経費(毎月・毎年発生するもの)

経費項目 内容 備考
管理委託費 管理会社への支払い 委託契約に基づく金額
修繕積立 計画的な積立または毎年の小修繕 経費化OK(資本的支出は要注意)
火災・地震保険料 建物・家財の補償 一括支払いは按分計上
固定資産税・都市計画税 不動産にかかる地方税 経費計上可能
借入金利息 ローンの元本はNG/利息部分のみ経費可 返済予定表で確認

■ 運営にかかる変動的な経費

経費項目 内容 備考
広告費(AD) 入居者付けのための仲介報酬 家賃の1〜2か月分など
原状回復費 退去後のクロス張替え等 修繕費として処理
水道光熱費 共用部の照明・ポンプなど 自主管理物件で発生
消耗品費 書類ファイル、工具、電池など 年間10万円未満なら一括経費OK
交通費 管理・立ち会い・視察等の移動費 公共交通・ガソリン代も対象
通信費 携帯・ネット回線(業務割合で按分) 通話記録や用途の記録を推奨

■ 会計・税務関連の経費

経費項目 内容 備考
税理士報酬 確定申告・税務相談等 顧問料・スポット対応いずれもOK
会計ソフト利用料 freee・マネーフォワードなど クラウド型も対象

■ 設備・資産に関する経費(減価償却対象)

経費項目 内容 備考
建物 購入時に取得/22年〜47年の耐用年数で償却
設備 エアコン、給湯器など10万円超の場合 耐用年数に応じて償却
車両 管理用など業務使用時 按分 or 法人所有で全額可

2. 経費にしやすい vs しにくい支出の違い

経費になりやすい 経費になりにくい(否認リスク高)
管理会社への委託費 家族への謝礼・報酬(契約・支払根拠が必要)
修繕費(現状回復) 改装・グレードアップ目的のリフォーム(資本的支出)
業務のための移動交通費 家族旅行や私用ドライブを兼ねた出張費
税理士・会計ソフト 自己啓発や不動産とは関係ない講座・書籍代

3. 実務で困らないための「経費管理のコツ」


✅ 領収書には「物件名・用途」をメモしておく

→ 記憶ではなく証拠として残す工夫が大事


✅ クレカ明細・銀行引き落としと紐づけて管理

→ freee・マネーフォワードなどで自動化すると楽


✅ 曖昧な支出は「業務日誌」や写真で補強

→ 移動目的や現地確認の様子を記録しておくと安心


まとめ|経費は「漏らさない・無理しない・証拠を残す」が鉄則

経費の活用次第で、アパート経営の税負担は大きく変わります。
でもそれは、正しい知識と記録による“根拠ある経費”があってこそ。

  • 経費の種類と対象を把握し

  • 記録と領収書をきちんと整理し

  • グレーな経費には慎重な判断を

これが安心して経営と節税を両立する大家の実務力です。

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