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ローン特約で契約解除したら仲介手数料はどうなる?支払い義務・返金の可否を徹底解説

目次

はじめに|「契約解除したのに仲介手数料を請求された…?」

住宅ローンが通らずにローン特約を使って契約を解除した場合、
✅ 契約は“なかったこと”になる(白紙解除)
✅ 手付金は返金される
とされていますが…

「仲介手数料はどうなるの?」という疑問を抱える方も多いはず。

この記事では、**ローン特約による解除時に仲介手数料は発生するのか?支払い義務はあるのか?返金されるのか?**を、契約書・実務・トラブル事例に基づいて解説します。


仲介手数料とは?【基本の仕組み】


項目 内容
仲介手数料 不動産会社が契約成立に対して受け取る成功報酬
上限額 売買価格の3%+6万円(+消費税)
通常の支払タイミング 契約成立時に半額/引渡時に残金などが一般的

✅ 契約が“成立したかどうか”で発生・未発生が決まります。


ローン特約で契約を解除したら、仲介手数料は「原則不要」


状況 結論 理由
ローン特約による白紙解除 原則、仲介手数料は発生しない 契約が成立しなかった扱いになるため、報酬の条件を満たさない
すでに手数料を支払っていた 原則、返金対象 白紙解除となれば「契約がなかったこと」になるため、返金請求できる

支払義務が発生する例外ケースとは?


ケース 解説
ローン特約がない契約 買主都合の解除扱いとなり、仲介手数料も請求される可能性あり
契約書に「手数料は発生する」と書かれている 特約で合意されていれば、支払い義務が生じることも
契約後に自己都合で解除した ローン否決ではなく「気が変わった」などの場合は、報酬発生の対象になる

実際の返金を受けるための流れ


  1. 契約がローン特約により解除された事実を確認(契約書・通知書)

  2. 仲介会社に返金の意思を伝える

  3. 契約書と領収書を提示(返金請求の根拠に)

  4. 応じない場合は、宅建協会や消費者センターへの相談も検討

✅ 領収書に「預かり金」と記載されていれば、返金の交渉はよりスムーズです。


トラブル事例と対策


トラブル 対策
返金を拒否された 契約書・ローン特約の有無を確認し、文書で再請求する/第三者機関に相談
「もう払ったから無理」と言われた 白紙解除であれば、支払い義務自体が成立していない/法的に返還対象
支払い済だが控えを残していない 領収書や通帳記録など間接的な証拠を活用する

まとめ|ローン特約の解除なら、仲介手数料は「原則返金」が基本

✅ ローン特約で契約が白紙解除された場合、契約は「最初からなかったもの」と扱われます。
✅ そのため、仲介手数料も原則発生せず、支払済であれば返金対象となります。

不動産会社との信頼関係も大切ですが、契約内容と法律に基づいた冷静な対応がトラブル回避のカギです。

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