再建築不可物件と私道・接道問題|通行・建築制限を徹底解説

はじめに|なぜ「接道」がそこまで重要なの?

再建築不可物件でよく出るワード
✅ 「私道問題」
✅ 「接道義務違反」

実はここが最大のハードルなんです。

知らずに購入すると、
「建て替えできない」「通行権でトラブル」
…そんなリスクを背負うことに。


1. 接道義務とは?【基本のキ】

建築基準法では、
建物は原則、幅4m以上の道路に2m以上接していないと建築できない
と決められています。

これがいわゆる「接道義務」。

つまり…

  • 道に接していない=再建築不可

  • 道の幅が足りない=セットバック義務発生


2. 私道とは?【実はリスクだらけ】

「私道」とは、
個人または法人が所有している道路
のことです。

公道とは違い、

  • 通行料を請求されるリスク

  • 将来、封鎖されるリスク

  • 補修・管理費を負担させられるリスク
    など、見えない問題が山積みです。


3. 私道問題で注意すべきポイント3つ

チェック項目 説明
通行承諾書の有無 現所有者から通行許可が出ているか
私道持分の有無 自分も持ち分を持てるか
将来封鎖リスク 他所有者の意向次第で通れなくなる可能性

4. よくあるトラブル例【実話ベース】

  • 持分を持っていないため、通行料を請求された

  • 道路修繕の負担金を求められた

  • 持分割合で揉めて、補修が進まず放置された

解決には多額の費用 or 弁護士対応が必要になるケースも。


5. どうすればリスクを回避できる?

購入前に以下を必ず確認しましょう!

確認ポイント 内容
通行承諾書・覚書の確認 書面で交渉履歴を残す
私道負担割合・持分を確認 自分がどのくらいの権利を持つか
現況・境界をチェック 実際に道幅や現地状況を見ておく

まとめ|再建築不可×私道問題は「見極め」が命

  • 接道義務違反は建築NGの大問題

  • 私道持分・通行権トラブルは地味に厄介

  • 購入前に「通行承諾書」と「持分」を必ず確認!

再建築不可物件こそ、リスクの見極めと交渉力が問われます。

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