目次
はじめに|「Wi-Fi付き物件」が当たり前の時代に
最近では、入居者が物件を選ぶ基準として
✅ 「ネット無料」
✅ 「Wi-Fi完備」
を重視する傾向が強まっています。
特に単身者・学生・若年層が多いエリアでは、Wi-Fi導入=空室対策の武器になることも。
この記事では、アパートへのWi-Fi導入の方法・費用・回収効果や注意点をわかりやすく解説します。
1. アパートにWi-Fiを導入する3つの方法
✅ 方法①:共用部にルーター設置(共用インターネット)
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建物に光回線を引き、共有型のWi-Fiルーターを設置
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最も導入が簡単&コストが安い
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入居者がパスワードで接続する形
向いている物件: 6戸以下の小規模アパート
✅ 方法②:各戸に個別回線+Wi-Fi設置
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各部屋ごとにONU+ルーター設置(個別契約)
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通信速度・安定性は◎/費用は高め
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入居者側で自由に契約変更も可
向いている物件: 高付加価値を求める物件/ファミリー向け
✅ 方法③:インターネット一括導入(プロバイダとの法人契約)
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建物全体で業者と契約し、LANやWi-Fi設備を設置
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定額制/管理会社経由でメンテナンスも可能
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入居者にとっては「ネット無料物件」として魅力大
向いている物件: 10戸以上の中規模アパート・新築物件
2. Wi-Fi導入の費用相場と月額コスト
内容 | 費用の目安 |
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初期導入費用(共用型) | 10万〜20万円(光回線+ルーター設置) |
初期導入費用(一括導入) | 1戸あたり2万〜5万円程度(LAN配線・機器含む) |
月額利用料 | 戸数×500〜1,500円程度(プロバイダ契約料) |
保守・メンテナンス費 | プランにより異なる(別途2,000〜5,000円/月など) |
✅ 「インターネット無料物件」として賃料UPや空室改善の効果もあるため、費用対効果のバランスが重要です。
3. Wi-Fi導入で期待できるメリット
メリット | 解説 |
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空室対策になる | 若年層・学生に人気。入居決定率が上がることも |
家賃を1,000〜2,000円上乗せできる | 設備価値として月額に転嫁できるケース多数 |
滞納が減る | Wi-Fiと家賃がセットだと“通信止まる”ことで回収率UP |
管理がラクになる | 一括契約・保守付きプランなら問い合わせ対応も不要 |
4. 注意点・導入前に確認すべきポイント
注意点 | 内容 |
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通信速度・安定性 | 入居者数が多いと“夜間の速度低下”がクレームになることも |
プロバイダ選び | サポート・保守対応・実績を重視して選ぶ |
契約期間の縛り | 長期契約で違約金が発生するケースも(途中で切り替えにくい) |
住人の同意 | 既存物件への導入時は、事前に説明・合意を得るのが望ましい |
5. おすすめのインターネット設備会社(例)
※地域や対応エリアによって異なるため、複数社に見積もりを!
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株式会社ギガプライズ(大手プロバイダ・物件一括導入に強い)
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株式会社つなぐネットコミュニケーションズ(マンション向けインターネット)
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株式会社ファイバーゲート(低価格・導入実績多数)
まとめ|“Wi-Fiあり”はもはやスタンダード。導入は投資と考える
アパート経営において、
✅ 「ネット無料」は空室対策のトレンドになりつつあり
✅ 導入費用も回収できる構造がある
✅ 家賃UPや滞納防止など、収益改善の副次効果も期待できます。
費用を抑えた共用型からでもOK。
まずは1棟でトライし、空室対策の手応えを数字で感じてみてください。
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