空き家を所有していると、「この家、地震が来たらどうなるの?」「そもそも保険って入れるの?」と不安になることもあるでしょう。
特に築年数の古い家ほど倒壊リスクが高く、災害時の損害も深刻です。この記事では、空き家に地震保険は加入できるのか?必要なのか?加入のポイントと注意点について分かりやすく解説します。
目次
空き家に地震保険はかけられるの?
結論から言うと、建物としての要件を満たせば加入可能です。ただし、以下の条件があります。
- 保険の基本は「火災保険」+「地震保険」なので、地震保険単体では入れない
- 人が住んでいない空き家の場合、「住宅用」として扱えないケースが多い
- 管理状態が悪い、廃墟に近い状態だと、そもそも保険に加入できないことも
どんな空き家なら加入できる?
- 定期的に管理されており、建物としての機能を維持している
- リフォーム後や、将来的に賃貸・売却を予定している空き家
- 誰かが一時的にでも住んでいるセカンドハウス扱いの物件
空き家に地震保険をかけるメリット
1. 建物倒壊時の補償が受けられる
倒壊・半壊しても、再建費用の一部として保険金を受け取れるため、売却・再利用を検討しやすくなります。
2. リスク管理として有効
築古物件は耐震基準が古く、地震リスクが高めです。
地震発生後に解体・除却を強いられる可能性もあるため、その際の出費をカバーできます。
注意点|空き家の地震保険で気をつけるべきこと
- 保険料が高くなりがち(築古木造住宅は評価が低くリスクが高い)
- 地震による火災は地震保険対象だが、通常の火災ではないため補償範囲に注意
- 空き家だと告知しないと契約違反になるリスクあり
→ 地震保険に入る前に、建物の状態をチェック・写真を保存しておくことが重要です。
地震保険に加入する場合の流れ
- 建物の現状を写真や図面で記録
- 火災保険+地震保険の見積もりを複数社から取得
- 空き家であることを保険会社に明示
- 契約内容と補償条件を確認して加入
地震保険以外の「空き家の守り方」
- 火災保険単体で最低限の補償を確保する
- 見守りサービス・防災機器で補完する
- リスクの高いエリアでは売却・解体も検討する
まとめ|「空き家でも守る」時代へ
空き家であっても、大切な資産。
地震や火災といった災害に備えることで、今後の活用や売却もスムーズに進めることができます。
「どうせ空き家だから保険はいらない」ではなく、
**「将来の選択肢を広げるために保険をかける」**という視点が、今後ますます大切になっていくでしょう。
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