目次
はじめに:エリア選びで投資の命運が分かれる
同じ「区分マンション投資」でも、エリアによって利回りも空室率もまったく違うことをご存じでしょうか?
「東京以外でも安定収益を狙いたい」
「地方都市にチャレンジしたいけど、どこが良いの?」
そんな方のために、この記事では主要エリア別に区分マンション事情をまとめました。
立地の特性、入居需要、利回り傾向などを比較しながら、初心者におすすめのエリア選定ポイントも紹介します。
大阪(梅田・心斎橋・天王寺など)
特徴
- 西日本最大の都市圏。再開発が進む梅田エリアは注目度高。
- インバウンド回復で民泊活用にも追い風。
利回り目安
- 表面利回り:5〜7%
- 実質利回り:3〜5%
おすすめエリア
- 北区(梅田)…人気・資産価値安定
- 浪速区・中央区…インバウンド回復エリア
- 天王寺区…再開発が進行中
名古屋(名駅・栄・金山など)
特徴
- 「自動車産業の街」で安定した雇用。
- 地価は比較的安定しつつも、利回りは高め。
利回り目安
- 表面利回り:6〜8%
- 実質利回り:4〜6%
おすすめエリア
- 中村区(名駅周辺)…再開発が進む好立地
- 中区(栄)…繁華街で単身者需要大
仙台(青葉区・宮城野区など)
特徴
- 東北最大都市で、政令指定都市として注目される。
- 大学・行政・ビジネスのバランスが良く、安定感あり。
利回り目安
- 表面利回り:6〜8%
- 実質利回り:4〜6%
おすすめエリア
- 青葉区…仙台駅近く、利便性+落ち着いた住宅地
- 若林区・太白区…比較的割安でファミリーも狙える
横浜(関内・桜木町・戸塚・港北など)
特徴
- 首都圏でありながら東京よりも物件価格が抑えめ。
- 通勤圏としてのニーズが高く、安定した賃貸需要。
利回り目安
- 表面利回り:4〜6%
- 実質利回り:2〜4%
おすすめエリア
- 中区(関内・桜木町)…再開発エリア&観光需要
- 港北区(日吉・綱島)…学生・単身者ニーズが豊富
- 戸塚区・鶴見区…賃料と価格のバランスが良い
港区(東京都心)との比較
エリア | 表面利回り | 実質利回り | 特徴 |
---|---|---|---|
港区 | 3〜4% | 1.5〜2.5% | 資産価値は高いが利回りは低め |
大阪 | 5〜7% | 3〜5% | バランスが取れたエリア |
名古屋 | 6〜8% | 4〜6% | 高利回りかつ地価安定 |
仙台 | 6〜8% | 4〜6% | 地方都市で安定収益 |
横浜 | 4〜6% | 2〜4% | 都心より利回り◎・価格抑えめ |
エリア選定のポイント
- 実需ニーズ(=住む人がいるか)を見極める
- 将来の再開発や交通整備をチェックする
- 賃貸需要の“層”を意識する(学生・単身・ファミリー)
- 出口戦略として売却しやすいエリアか?
まとめ:地方都市でも勝てる理由がある
区分マンション投資は、東京だけが選択肢ではありません。
大阪・名古屋・仙台・横浜など、利回りと需要のバランスが取れた都市も、投資家にとって魅力的なフィールドです。
次の記事では、価格評価・相場・積算評価の読み解き方について解説していきます!
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