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築古物件を安く買ったら、自分で直してみたい——!
不動産投資を始めたばかりの大家さんの中には、
「業者に頼むと高すぎるから、自分でできないかな?」
と考える方も多いのではないでしょうか。
実際、壁紙の張り替えや床の張替えなど、DIYでも十分に対応できるリフォーム作業はたくさんあります。
この記事では、不動産投資でDIYリフォームに挑戦したい方へ向けて、費用・手順・注意点をわかりやすく解説します。
DIYでリフォームできる範囲とは?
まず前提として、DIYでできる作業には“法律上の限界”があります。
以下のような作業は、資格がなくても基本的にOKです。
✅ DIYでできる作業の例
- クロス(壁紙)の貼り替え
- クッションフロアやフローリングの貼り替え
- 建具(ドア・ふすま)の調整
- 塗装(壁・天井)
- 簡単な棚・収納の設置
- キッチン周りの化粧板やシール交換
❌ 専門業者に依頼すべき作業
- 電気・配線の移設(第二種電気工事士が必要)
- 水道管・ガス管の工事
- 耐震補強や構造的な壁の撤去
- 防水工事、屋根の施工
DIYのメリット・デメリットを比較
メリット | デメリット |
---|---|
コストを大幅に削減できる(業者費用の3分の1以下も) | 時間がかかる(週末DIYだと1部屋で1ヶ月以上かかることも) |
自分の好きな仕上がりにできる | 仕上がりが不安定(特に賃貸物件は品質が重要) |
不動産知識とスキルが身につく | 怪我や事故、設備トラブルのリスク |
リフォームDIYにかかる費用感と道具
🔧 初心者DIYに必要な主な道具
- カッター、地ベラ、ローラー(壁紙貼り)
- スケール(メジャー)、水平器
- 電動ドライバー(インパクト)
- 塗料・刷毛・マスキングテープ
- プライマー・ボンド類
💰 かかる費用の目安
内容 | 目安コスト(6畳1K想定) |
---|---|
壁紙貼替(DIY) | 約5,000〜10,000円 |
床材(クッションフロア) | 約10,000〜20,000円 |
塗装 | 約5,000円〜 |
よくある失敗例と注意点
- 作業前に“下地の処理”を怠る → ボコボコになる
- 道具をケチる → 時間も仕上がりも悪くなる
- 養生しない → 床や天井を汚してしまう
- 途中で飽きる → 半端な仕上がりに
👉 DIYは「勢い」で始めるよりも、しっかりとした下準備・計画が成功の鍵です。
DIYと業者の使い分けがベスト
初心者大家さんにおすすめなのは、**「できる範囲はDIY、専門分野はプロに依頼」**のハイブリッド型。
たとえば:
- 壁紙や塗装 → DIY
- キッチン交換、水回り → 業者へ
- フローリング → 初心者ならプロに任せた方が◎
まとめ|DIYで賢くコストカット。でも無理は禁物
- 不動産投資におけるDIYリフォームは、初期費用の圧縮に大きく貢献
- ただし、資格が必要な作業や構造に関わる部分は必ず業者に
- 自分の時間・スキル・体力と相談して、メリハリをつけて取り組むのが成功のコツ
💡 築古物件でも、自分の手で生まれ変わらせる。そんな“育てる投資”こそが、DIYの魅力です。
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