「ワンルーム投資 やめとけ」って本当?
不動産投資を始めようとすると、最初に目に入るのが「区分ワンルーム」。
都心駅チカで1,000万円台から始められる手軽さもあり、興味を持った方も多いのではないでしょうか?
でもネットで検索すると出てくるのは「ワンルーム投資はやめとけ」という声…。
この記事ではその理由と、回避すべきリスクや成功するための条件について、やさしく解説します。
ワンルーム投資が人気な理由
初心者にとって、以下のような魅力があります。
- ✅ 自己資金が少なくて済む(フルローン可も)
- ✅ 都心に立地するため空室リスクが少ない
- ✅ 管理会社に任せられるので手間がかからない
特に「副業として始めやすい」という点が、会社員に人気の理由です。
なぜ「やめとけ」と言われるのか?
メリットばかりが強調されがちですが、以下のような見えにくいリスクがあります。
❌ 利回りが低すぎる
- 新築ワンルームだと、表面利回り3〜4%台
- 実質利回りは2%台になることも → ほぼ手残りがない
❌ 修繕費・管理費が重い
- 築年数が経つと修繕積立金が月1万円以上に増加するケースも
- 管理費や家賃保証料などで手残りがさらに減少
❌ 売却が難しい
- 「出口戦略」が弱く、買い手が限られる
- 築年数が20年超えると担保評価も落ちて融資が通りづらい
よくある失敗パターン
実際に多い失敗パターンはこちら。
- 🟥 築浅・新築を営業マンに言われるがまま契約
- 🟥 表面利回り4%程度なのに「高利回り」と錯覚
- 🟥 月の収支が▲3,000円でも「節税できるから」と契約
- 🟥 10年後売却しようと思ったら価値がほぼ半減
→ これらは初心者を狙った営業トークによる落とし穴です。
やってはいけないパターン
- ✖ 「節税になる」と言われたから買う
→ 年収が1,000万円以上でない限り、節税メリットは限定的 - ✖ 「将来年金代わりになる」と言われたから買う
→ 手残りが年間5万以下なら年金代わりにはなりません - ✖ 「駅近だから大丈夫」と立地だけで判断
→ 同じマンション内に空室が多ければ危険信号
成功するためのチェックポイント
では、ワンルーム投資で堅実に利益を出すにはどうすれば良いのでしょうか?
チェック項目 | 基準 |
---|---|
利回り | 表面7%〜8%以上(実質6%以上) |
立地 | 最寄駅から徒歩10分以内、複数路線アクセス |
物件種別 | 中古、築20年前後の価格が落ち着いた物件 |
管理状態 | 管理組合の運営がしっかりしているか |
まとめ|「やめとけ」は半分正しい、でも“選び方”次第で変わる
ワンルーム投資は失敗談が多いため、「やめとけ」と言われがちです。
でも、それは**「間違った物件選びをした場合」**の話。
正しい知識と選定基準があれば、ワンルーム投資は堅実な収益源になります。
営業トークを鵜呑みにせず、数字で判断し、出口まで想定する視点を持つことが大切です。
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