不動産投資と投資信託の基本の違い
項目 | 不動産投資 | 投資信託 |
---|---|---|
投資対象 | 土地・建物(現物) | 株式・債券などの金融商品 |
管理の有無 | 自分 or 管理会社 | 運用会社がすべて対応 |
所得の種類 | 家賃収入・売却益 | 分配金・値上がり益 |
不動産投資は現物資産を自分で保有する一方で、投資信託はプロに任せて金融資産を運用するスタイル。まったく性質が違います。
比較① 初期コスト・必要資金
- 不動産投資:数百万円〜数千万円(+登記費用やリフォーム費も)
- 投資信託:1万円程度から始められる
不動産は資金調達やローン活用が前提になることが多く、資金のハードルは高めです。
比較② 収益性とリターン
- 不動産:利回り5〜10%を目指せるが、空室や修繕でブレが大きい
- 投資信託:年利3〜5%が平均的、分配金再投資で複利効果も
長期運用でのリターンは不動産の方が高く見えるものの、安定感では投資信託が優位です。
比較③ リスクと安定性
リスク | 不動産 | 投資信託 |
---|---|---|
空室リスク | 高い | なし |
売却のしづらさ | あり | すぐ換金可能 |
地域や建物の劣化 | 影響大 | 影響なし |
相場変動 | 低〜中 | 中〜高 |
どちらもリスクはあるものの、不動産は**物理的リスク(災害・修繕)**がある点も特徴です。
比較④ 手間と管理コスト
- 不動産:管理会社の選定や修繕対応が必要、自主管理ならさらに手間がかかる
- 投資信託:口座開設後は基本放置OK。自動積立なども可能
不労所得に近いのは投資信託。忙しい会社員や主婦には相性が良いです。
初心者におすすめなのはどっち?
あなたのタイプ | おすすめ |
---|---|
手間をかけたくない | 投資信託 |
少額でスタートしたい | 投資信託 |
節税したい | 不動産投資(減価償却や青色申告など) |
毎月の安定収入を得たい | 不動産投資 |
複利運用で資産形成したい | 投資信託 |
まとめ|「どっちがいい?」は目的で変わる
どちらも一長一短。
目的が「節税・家賃収入」なら不動産投資。
「手間をかけず資産形成」なら投資信託がおすすめです。
どちらにしても、「小さく始めて学ぶ」ことが成功の近道です。
気になる方は、まず少額からの投資信託+書籍やセミナーで不動産の勉強を進めてみるのもおすすめです。
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