「家を売るのって、どう始めればいいの?」
「できれば後悔したくないけど、どんな失敗があるの?」
住み慣れた一戸建てを手放すのは、人生の中でも大きな決断のひとつです。
筆者も実際に一戸建てを売却した経験があり、「やって良かった」と思うことも、「もっとこうすれば…」と後悔したことも両方ありました。
この記事では、リアルな売却体験をもとに、売却の流れ・成功談・失敗談・アドバイスをまとめてご紹介します。
売却した家の概要と背景
🏠 売却した物件データ
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場所:埼玉県郊外の住宅地
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築年数:約25年
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土地面積:約120㎡
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建物面積:約90㎡(3LDK)
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構造:木造2階建
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売却理由:子どもの進学を機に、駅近のマンションへ住み替えを決断
いわゆる「郊外のファミリー向け戸建て」でした。買い替え目的だったので、売却と新居購入を同時進行で進める必要がありました。
売却までの流れと所要期間
実際に動き始めてから、引き渡しまでの期間は約4ヶ月でした。
以下、ざっくりとした流れをご紹介します👇
🕒 売却の流れ(タイムライン)
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不動産ポータルで相場チェック(SUUMOやアットホーム)
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査定依頼を3社に送付(机上査定+訪問査定)
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一番対応の良かった会社と専任媒介契約を締結
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写真撮影 → ポータル掲載 → 内見が3組来訪
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3ヶ月で成約。住み替え先とのスケジュールを調整し、引渡し完了。
売ってよかったこと・成功だったポイント
✅ 担当者の対応が丁寧で信頼できた
営業トークよりも、「できること」「できないこと」をはっきり言ってくれる誠実な担当者だったのが好印象でした。LINE連絡もスムーズでストレスゼロ。
✅ 予想よりも高く売却できた
当初の査定より少し高い価格で売れたのは、「簡易的な内装リフォーム(クロスの張替え・畳表替え)」が効いたと思います。
「キレイに住んでる印象」で印象がアップし、買主も即決でした。
✅ 住み替え先とスケジュールがきれいにハマった
売却と購入を並行するのはプレッシャーでしたが、先に売却を決めてから住み替え先を探したことで、無理のないスケジュールが立てられました。
後悔したこと・失敗したと思うこと
❌ 査定を1社だけに出したのは危なかった
最初は1社だけで進めようとしたのですが、他社の査定と比較したことで価格の根拠や強み・弱みが見えてきたので、もっと早く複数査定を出すべきだったと反省。
❌ 内見対応の準備がギリギリだった
内見の直前に慌てて掃除&荷物片付け。
「見られて恥ずかしい…」と焦る羽目に。もっと早く準備すべきでした。
❌ 売却スケジュールを甘く見て仮住まいに…
新居が間に合わず、一時的に賃貸に住むことに。売却→購入→引越しの逆算スケジュールをもっと綿密に組めばよかったと後悔しました。
これから売却を考えている人へのアドバイス
✔ 査定は最低でも2〜3社へ
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査定金額はもちろん、「どう売るか」の戦略提案の違いが重要
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担当者との相性も比較対象になります
✔ リフォームより“印象UP”の工夫を
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高額なリノベより、「掃除・消臭・カーテン交換・照明変更」など印象の良さで勝負
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リフォーム費用を回収できるとは限りません
✔ 売却スケジュールは「引越し前提」で逆算を
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「売れたら考える」ではなく、「引渡し=引越し」として計画を
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仮住まい費用や手間も含めて判断を
まとめ|売却は感情と合理性のバランスがカギ
一戸建ての売却は、思い出や感情が詰まった家とのお別れでもあります。
でも同時に、「資産を次につなぐ」前向きな一歩でもあるんです。
今回の体験を通じて思ったのは、情報と準備、そして信頼できるパートナー選びがすべてということ。
これから売却を検討している方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
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