物件を買ったり借りたりする時、つい「家賃・購入価格」にばかり目が行きがち。
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でも本当に大事なのは、**住み始めてからずっとかかり続ける“維持費”**です。
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本記事では、一戸建てとマンション、それぞれの維持費を月額・年額で比較しながら、どちらが自分に合っているかを判断するヒントをお届けします。
目次
一戸建てとマンションの維持費の違いとは?
費用項目 | 一戸建て | マンション |
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管理費 | 基本なし(自主管理) | 月5,000〜15,000円が一般的 |
修繕積立金 | 自己判断で貯める必要あり | 月7,000〜20,000円前後(年々増加) |
共用部分の修繕 | なし | 定期的に大規模修繕(10〜15年周期) |
固定資産税 | 土地分が広くなる傾向 → やや高め | 持分割合が小さく抑えられやすい |
火災保険料 | 建物が広く自己所有 → 高め(2〜3万円/年) | RC構造で共用含む → 割安(1〜2万円/年) |
その他 | 庭の手入れ・外壁塗装など | 駐車場代・管理組合費など |
実際どれくらい違う?月額コストで比較
🏠 一戸建て(築15年/郊外)
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管理費:0円
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修繕費積立:自己管理で月1万円想定
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固定資産税:年額12万円(月1万円相当)
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火災保険:年2.4万円(月2,000円相当)
→ 合計:月13,000円程度(※あくまで自己管理)
🏢 マンション(築10年/70㎡・管理組合あり)
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管理費:月10,000円
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修繕積立金:月12,000円
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固定資産税:年額8万円(月6,600円相当)
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火災保険:年1.5万円(月1,250円相当)
→ 合計:月29,850円程度
将来的にかかる「大きな出費」にも注意
✅ 一戸建て
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外壁塗装(15年に1回・100〜150万円)
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屋根・給湯器などの更新(10〜20年ごと)
✅ マンション
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大規模修繕費 → 毎月積み立てていても足りないことがあり、追加徴収されることも
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修繕積立金は築20年以降、2倍〜3倍に増額されるケースも
どちらが得?判断ポイントはライフスタイル次第
ライフスタイル | おすすめ |
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自分で管理して節約したい | 一戸建て向き |
維持管理を任せたい・手間をかけたくない | マンション向き |
子育て・ペットと自由に暮らしたい | 一戸建てが快適 |
老後・駅近重視 | マンションが便利 |
まとめ|維持費は「表に出ないコスト」。長く住むならしっかり比較を
家選びは、「買う(借りる)とき」より「住んでからの維持費」が重要。
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マンションは管理が楽な分、月々の固定費が高め
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一戸建ては自由な分、自分で修繕・積立を管理する必要あり
自分のライフスタイルと価値観に合った住まいを選ぶために、維持費も含めたトータルコストで判断していきましょう!
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